「モノ別」捨てられないモノの手離し方〜①着物編

「物が捨てられない」方は以外と多くいらっしゃいます。

私は高齢者向けの「終活お片付け講座」で、たくさんの方の「捨てられない話」を聞いてきました。

そういった講座に足を運んで来る方は、「片付けよう!」という意識の高い方が多く、ゴミ屋敷やモノ屋敷の方が来られる事はありません。

片付けようという意識のある方が集まるのですが、それでもなかなか「手離せない」「捨てられない」「踏ん切りがつかない」と仰る方が多いのです。

もちろん、 終活のお片付けでは、何を捨てるか?よりも、大事なモノを把握管理する事、大事なモノを失くしてしまわない事の方が大切な事は言うまでもありません。

 

とは言っても、皆さん気になるのが「みんなどう捨てているのか?」では無いでしょうか?

 

捨てるか?捨てないか?を決める前に、リユース事情やリユース先、手離し先の事を知ってみてはいかがでしょうか?

 

今回はその第一回、着物編です。

 

 

・着物

普段着としての着物の需要と供給

着物はなかなか捨てられない代表のようです。

昔は高価なモノというイメージが強いので、高く売れるなら手離そうと考える方も多いですが、今ではそうそう高く売れる事がないのが現状です。

以前見たテレビでは50万で購入した大島紬の未使用の着物が500円の買取でした。

私も着物の買取りの話をたくさん聞いてきましたが「本当に高値で売れた」という話は、実は聞いた事がありません。それよりもどこの買取り屋さんの倉庫にも着物が大量に余っている話を聞く事が多くあります。

「タンス1棹分をダンボール2箱に入れて送付したが、3000円にもならなかった。送料の方が高かったのでは無いか?」

そんな話も聞きました。

昔は普段着として着ていたり、高価な代表だった着物ですが、今は着物を着る人の数が格段に減ってしまいました。

需要と供給のバランスが昔とは違ってしまいましたし、それでも新しい着物が売られているのですから、中古の着物の行き場がないのが悲しい現実なのです。

中古の着物買取のビジネスもありますが、珍しい着物や本当に高額な着物以外は値を付けて貰えず悔し涙を流す方もいらっしゃいます。

どうしても買い取って欲しい場合は、何箇所かの着物の買取店に無料で見積もりをしてもらい、納得がいく場合のみ手離すようにしましょう。

送付の申し込みなどが面倒な事はありますが、自分自身が後で買い叩かれたと後悔しないためにも、納得いかない金額の場合は断るようにしましょう。

 

・チャリティショップに寄付する

チャリティショップでは、着物をそのまま販売したり、着物リメイクの小物を作ったりしています。またその収益を国際協力や社会貢献に役立つために使われています。

 

 

そこで着物の生地を使った様々なリメイクや取り組みをご紹介します。

 

・着物リメイクのアロハシャツ

元々、ハワイに移住した日本人が、日本から持って行った着物が暑くて着ることができず、シャツにしたのがアロハシャツの始まりだったと聞いたことがあります。はてさてその真偽はともかく、シルクの派手な柄や、シンプルな縦縞模様もアロハシャツにすると映えますね。

着物をアロハシャツにして着てしまうのも素敵ですね!

・着物リメイクの日傘

着物をリメイクして日傘にするサービスもあります。傘の職人さんの技術も素晴らしいですが、傘にしてみると元の柄からは思いがけず素敵な柄になったりするそうで、そんなリメイクもいいですね!

 

 

・着物をバッグや小物にリメイク

シャツや傘に出来るのですから、バッグや小物にリメイクする事もできますね!コースターや小物入れ、斜めがけバッグなどへのリメイク素材としても活用できます。

・着物リメイクの骨壷

こちらは、珍しい骨壷です。故人が生前から気に入っていた着物を骨壷ケースにリメイクし、火葬後にもお気に入りの生地に包まれるのですね。

あなたもこんな骨壷はいかがでしょうか?

 

 

 

・舞台衣装や、着物を着るイベントで使う

舞台衣装などで使う着物として再利用される事もありますね。

最近はネオ着物と言って気軽に着物を着る事を推奨し、シャツの上からやブーツに着物、タートルネックの上に着物をファッションとして着たりもします。

着物の着付けのルールや上から下まで揃えるの大変な方でも、気軽に和装を楽しむいい機会にされてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

着物を「もったいない」としまい込んで、タンスの肥やしにしてしまっては、染みがついたり虫食いにあったり、生地がボロボロになってしまい兼ねません。
 
仕舞い込むよりも、どこかで新しい命を吹き込むなり、誰かの役に立ってもらうなりの手離し方をこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?

《この記事を書いた人》

遺品整理・生前整理などのサポートサービスを手掛けるアメイジー(株)代表

環境プランナー・整理収納アドバイザー・古物商

捨てるに忍びない、どう片付けて良いかわからない、遺品整理や実家の片付けなどの実務作業を横浜を中心に行う。
廃棄物処理業での経験を生かし、出来るだけリユースする事で捨てる量を減らす事に取り組む。チャリティへの寄付やリメイク材料など捨てるモノを誰かの役に立つ 手離し方を推奨。
女性目線での丁寧な作業は安心して頼める事で定評を得て いる。
終活のお片付け講座他、持続可能な社会構築、循環利用型社会推進のセミナーにて講師実績。捨て方のみならず責任あるサスティナブルな消費への提案を行う。

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