「モノ別」捨てられないモノの手離し方 ②ふとん&座布団編

高齢の方の「捨てられない話」
を聞くと、様々な品物の名前が上がります。

前回の「着物」に引き続き、今回は「お布団」や「座布団」の事情をご紹介したいと思います。

捨てられないモノの手離し方 ①着物編はこちらから

捨てられないモノの手離し方 ③アルバム写真編はこちらから

余談ですが、布団が何組もあっても、布団を敷く床のスペースがないお宅もあります。それ以前に押入れの戸が全開しなかったり、押入れの前に物が置いてあったりして出せないお宅もありますね。
まずは片付けて、床のスペースを作る片付けから始めないとなりませんね。

・昔は人が家に来る事が多かった。

昔は結婚式やお葬式を自宅で行っていましたね。親族で集まる事も多く、法事や盆暮れ正月には離れて暮らす家族が集まって、何日も泊まっていく事も少なくなかったようです。
そんな名残りで、押入れの中には何組もの布団や座布団が詰まっている事があります。押入れ二間分にお布団が詰まっている、そんな押入れが何箇所かあるお宅にも遭遇した事があります。

いつか使うかも、困っている時に役に立つかも、そう思うとなかなか捨てられずに仕舞い込んだままなのです。

・仕舞いっ放しのお布団や座布団事情

仕舞い込んだままのお布団類を出してみると、たいていは染みや折り目が付いてしまっていて、カビ臭くなっています。布団を全部出すとくしゃみが止まらなかったりするのは、ホコリやハウスダストが散らかったからでしょう。
そんなお布団で寝ては具合が悪くなってしまいます。
ひどいお宅では、ゴキブリの糞やネズミの糞が押入れの奥から出てくる事もあります。
真っ白で綺麗だったはずのシーツや頂き物の箱入りの毛布も、折り目が黄ばんだり染みがでて、使っていない事がもったいないといつも思います。
そんなお布団や座布団を誰かにあげても喜ばれる訳がない事は言うまでもありません。

・今は布団のレンタルや、宿泊はホテルを使う現実

今は自宅に泊まるより、気を使わせないように近くのホテルなどに泊まる方も少なくないと聞きます。また布団はレンタルとして借りるという手段もありますね。カビ臭い染みが出ているより古いお布団より、少し割高でもレンタルで借りたお布団に気持ち良く休んでもらう方を選ぶのです。レンタルであれば保管場所も取らないし、干したり手入れする手間もかかりません。さて、あなたはどちらを選びますか?

・仕立て直すより、買ったほうが安い現実

誰も来なくても、ふとんの打ち直しや、布団のクリーニングをするより今では量販店で布団の掛け敷き両方を買った方が安くつく事もあります。「そんな安物と一緒にしないで!」というご意見もあるかと思いますが、高い維持費を払って使わない布団の手入れをするのを、贅沢と考えるかもったいないと考えるか、それも人それぞれの選択肢、あなたはどちらにしますか?

 

・羽毛布団ならリサイクル可能

 

布団の中でも羽毛布団であればリサイクル可能です。
羽毛も貴重な資源で、ダウンジャケット1枚で約10羽の水鳥の羽を使用し、羽毛布団であれば1枚に約100羽の水鳥が必要になります。そんな羽毛であればリサイクルして使って貰うのが一番ですね。
羽毛の中でもダウン率が50%以上という条件付きですので、チェックしてみてくださいね。

・羽毛も資源としてリサイクル

 

・団体をよく確認し、寄付するなら綺麗なお布団を

 

難民キャンプで過ごす方や、災害などがあると、そこで使ってもらえないか?と考える人も少なくありません。

寄付品として品物を受け取っている団体では、綺麗な未使用品に限定しているのが通常です。受け取った寄付品で具合が悪くなったり、アレルギー症状がでてしまっては大変です。前述したような汚れた手入れもしていない布団をもらって嬉しい人はそうそういないでしょう。ゴミになるものを捨てられないからといって人に押し付けるのはよくありません。

使用済みの布団は、輸出の際の荷物の緩衝材代わりになったり、倉庫の床の掃除道具代わりになったりする程度です。処理費がかかるので、リユース可能なものではありません。
寄付を受け付けている団体もあるようですが、寄付する際は「運送費も含め、こちらが費用を払って寄付する」という仕組みが多いようです。

寄付先の団体の実態をよく確認し、押し付けにならないような判断で行いたいですね。

さてさて、押入れの中にある何年も使われていないお布団や座布団、あなたはどう手離しますか?

《この記事を書いた人》

遺品整理・生前整理などのサポートサービスを手掛けるアメイジー(株)代表

環境プランナー・整理収納アドバイザー・古物商

捨てるに忍びない、どう片付けて良いかわからない、遺品整理や実家の片付けなどの実務作業を横浜を中心に行う。
廃棄物処理業での経験を生かし、出来るだけリユースする事で捨てる量を減らす事に取り組む。チャリティへの寄付やリメイク材料など捨てるモノを誰かの役に立つ 手離し方を推奨。
女性目線での丁寧な作業は安心して頼める事で定評を得て いる。
終活のお片付け講座他、持続可能な社会構築、循環利用型社会推進のセミナーにて講師実績。捨て方のみならず責任あるサスティナブルな消費への提案を行う。

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